ガバナンス改革による総合的マネジメントの実現

[ 編集者:総合企画部(大学企画・グローバル化推進担当)       2015年3月20日   更新  ]

 本学は、環境の変化に応じて自己変革できる体制を確立するために、経営と教学を一体化させるガバナンス改革を行い、「総合的マネジメント」の実現を図っています。その強固な経営基盤の上に、本構想推進の全学的な司令塔として、2014年度には「グローバル化推進本部」を新たに設置しました。同本部は外部評価委員会の第三者評価を受けながらPDCAサイクルを循環させて本構想「国際性豊かな学術交流の母港『グローバル・アカデミック・ポート』の構築」を実現します。

ガバナンス改革の断行

 本学は、2013年度にガバナンス改革として法人(経営)と大学(教学)を一体化させ、迅速な合意形成と意思決定を進める体制を整えました。具体的には、学長が副理事長に就任するとともに常任理事3人と副学長3人が相互に兼務する体制(通称「たすきがけ」)を寄附行為施行細則等によって制度化。また、学院全体に関わる最重要事項(経営戦略、中期計画、財政計画等)の迅速な合意形成を目的に、理事長、院長、副理事長兼学長、常務理事、常任理事兼副学長等から構成される「学院総合企画会議」を新設しました。法人・大学が一体となって大学の日常的な執行に関して協議する「常任執行会議」も設置しました。
 これらによって理事長、学長は共同で学院全体の教学と財政の計画を策定し、幼稚園から小・中・高・大学・大学院まで総合学園としての関西学院全体をマネジメントする新たな体制を築いています。

総合的マネジメントの実現

 本構想では、将来構想(ビジョン)に基づく全学的な教学計画、財政計画、人事計画、施設建設計画、情報環境整備計画等の連動性を高めるとともに、大学の5つの機構、各学部、各部署、学校法人内の大学以外の各学校がそれぞれ中期構想を作成し、全体の計画・構想を連動させる「総合的マネジメント」を実現させます。これによって学校全体がミッション・ビジョンに向かってベクトルを合わせて進む総合学園としての質の高い経営モデルを確立し、私立大学を牽引することをめざします。その成果の一つとして、従来とは一線を画した新たな「中期総合経営計画」を2019年度までに策定して学内外に公表する予定です。

「総合企画室(仮称)」の創設

 理事長・学長のリーダーシップに基づく総合的マネジメントを実現するためには、大学マネジメント特有の知識・能力を有した専門職員集団で形成し、理事長・学長を直下で支える部署が必要です。そこで、現在の事務組織を再編・統合するなどして「総合企画室(仮称)」を設置することを計画しています。同室は、教学・財務・人事・施設・情報の諸計画の連動性を高めるとともに、機構・学部・部署の中期構想の連携を強めるための具体策を考案・遂行します。また、PDCAサイクルの質を向上させるために、計画段階の外部環境分析、課題抽出、プロセス設計、原案作成、指標開発・目標設定等、評価段階の進捗管理、成果検証等の実務を高い次元で遂行できる機能も蓄積します。

データに基づくマネジメント(IR)の推進

 IRは多義的な用語ですが、本学では「自大学に関する客観的なデータを収集・分析し、経営・教学マネジメントに活用する組織的機能」と考え、前述した「総合企画室(仮称)」において現存のIR機能をさらに強化させます。具体的には、入試・就職・ブランドイメージなどについて他大学との相対的な関係を見るデータや、中期計画の施策について進捗状況(工程評価)、アウトプット(結果)、アウトカム(成果)、インパクト(社会的影響)の評価データ等の経営戦略への活用などに取り組みます。