概要・目的

[ 編集者:総合企画部(大学企画・グローバル化推進担当)       2019年7月30日   更新  ]
グローバル・アカデミック・ポートの構築

 平成26年度文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」事業(タイプB:グローバル化牽引型)に、関西学院大学の構想「国際性豊かな学術交流の母港『グローバル・アカデミック・ポート』の構築」が採択されました。

 関西学院大学の構想「国際性豊かな学術交流の母港『グローバル・アカデミック・ポート』の構築」の目的は、日本と海外の学生・教職員が頻繁に行き来し協働する「国際性豊かな学術交流の母港」を整え、本学の理念「“Mastery for Service”を体現する世界市民の育成」を、現在そして未来において実現することです。 下記の「5つのキーワード」を中心に、質を重視しながら大学改革を進め、世界から信頼される日本の“Top Global University”になることをめざしています。

「グローバル・アカデミック・ポート」構想ロジックモデルPDFリンク   [ 271.92KB ]

「グローバル・アカデミック・ポート」構想自走化計画(2019年7月)PDFリンク   [ 616.02KB ]

キーワード 1
教育OSの刷新「ダブルチャレンジ制度」

 「ダブルチャレンジ制度」は、全学生が自身の所属学部や主専攻の学び(ホームチャレンジ)に加えて、異なるものとの出会いの場「アウェイチャレンジ」に挑戦する独自の教育OS(Operating System)です。アウェイチャレンジには「インターナショナル」(留学等の国際交流)、「ハンズオン・ラーニング」(社会での実践型学習)、「副専攻」(他学部での体系的な学び)の3プログラムを設けます。 異なるものとの出会いの場「アウェイチャレンジ」を通じて、全学生が、将来グローバルに活躍するために不可欠な資質、すなわち「主体性」「タフネス」「多様性への理解」等を身に付けます。

キーワード 2
協定に基づく海外派遣学生数日本一(留学の拡大)

 2012年度現在、本学の海外協定大学への学生派遣数は全国第4位にランクされています(独立行政法人日本学生支援機構調べ)。こうした海外協定大学への派遣者数を、現在の約1000人から2500人規模まで拡大します。また、国連機関、JICA、国際赤十字等へのボランティア派遣なども拡充していきます。結果、学生の2人に1人が海外派遣プログラムを経験するようになります。

キーワード 3
国連・国際機関等へのゲートウェイ創設

 国連をはじめとする国際機関、国際NGO職員や外交官を育成するプログラムを体系的に整備し「世界の公共分野で活躍するグローバルリーダー」を育成します。高大接続から大学院(修士)レベルまでを連動させた取組で、国際機関への人材輩出という日本の国家的課題に寄与する新しい「関学モデル」の提示をめざしています。

キーワード 4
国際通用性のある質保証システム構築

 米国の先進モデルを援用し、IRによる学習成果検証調査の開発・運用、学習成果検証方法の確立・導入、国際的チューニングモデルの確立、国際通用性を担保したポートフォリオ構築などを基盤として、国際通用性のある質保証システムの構築をめざしています。

キーワード 5
ガバナンス改革による総合的マネジメント実現

 学長が教学とともに、副理事長として財政、人事、施設、情報の諸計画にも関わり、マネジメントにおいて総合的なリーダーシップを発揮できる体制を確立、総合私立大学の先駆となる「関学モデル」の提示をめざします。