2019.03.25.
2018年度国連ユースボランティア報告会(3/19)
現地での学びを語る
2018年9月から約5か月間、「国連ユースボランティア」として開発途上国で活動した17人の学生が、3月19日、関西学院会館で開かれた報告会に参加し、それぞれの学びや活動について報告しました。参加したのは関西学院大学の6人のほかに、大阪大学や筑波大学、国際教養大学や上智大学などの学生です。
前半の活動報告では、各大学からそれぞれ1人ずつ、計9人が登壇。「国連ユースボランティアとして成し遂げたこと」をテーマに、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、開発途上国の厳しい環境下でボランティア活動を通して得た経験について報告しました。
後半のパネル討論では、関西学院大学、上智大学、国際教養大学、立教大学から4人が登壇し、「国連ユースボランティアに参加して得たもの」をテーマに討論しました。
パネル討論に参加した野崎涼(すず)さん(国際学部4年生)は、セネガルのダカールにあるUNODC(国連薬物犯罪事務所)西・中部アフリカ地域事務所で活動し、地域事務所の業務の円滑化や、年次レポートや広報物の作製などの業務を行いました。他部署との信頼関係が希薄であると感じた野崎さんは、信頼関係を築くために他部署の職員と一緒に食事をしたりすることで、部署全体の仕事がよりスムーズに進むようになったと自身の経験を話しました。野崎さんの経験に対して、モデレータを務めた国連外交統括センターの久木田純教授は、「国連で働く人に求められるのは、このように自分で課題を見つけて、それを解決していく能力です。決まったことを教わることとは全く正反対です」と話しました。
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